県南の公園特集「平安の風わたる公園」

この公園は、後三年の役、古戦場歴史と伝説の浪漫回廊整備構想の目玉として、秋田県横手市金沢地域の西沼のほとりに建設した歴史公園です。この公園が建設された場所は、源義家が敵陣を全滅させた場所として有名です。

金沢柵に向って進軍中、この附近にさしかかると、上空を一列に並んで飛んでいた雁がにわかに列を乱したので、附近一帯に伏兵がいるのを知り、逆に全滅させる事が出来たそうです。現在では美しい公園を形づくっており、合戦の主役の武将たちのブロンズ像、レリーフ等が訪れる人々を平安の時代へといざなってくれます。そして夜にライトアップされる公園も、オレンジ色の灯りが平安情緒な雰囲気をかもしだしてくれます。

ぜひ、いちど秋晴れの日に。もしくは、暗くなってからのライトアップを楽しみにいらしてみてはいかがでしょうか。

平安の風わたる公園@

その1 「後三年合戦絵詞」絵巻より  壁画レリーフ
入り口を入ると市指定有形文化財にも指定されている後三年合戦絵詞のなかからの一場面が壁いっぱいに再現されたレリーフが目をひきます。

 

その2 「清原・源氏両系図」
合戦の主役、4体の武将たちが向き合って古戦場の地図を囲んでいます。

 

その3 「立馬郊」
八幡太郎義家が金沢柵に向って進軍中この附近にさしかかると、一行の雁がにわかに列を乱して飛び散ったので、馬を立ててじっと見ていた義家は、かつて大江匡房から習った兵法を思い出し「伏兵があるにちがいない」と兵を出して探させたところ、西沼の附近から三十数騎の敵兵を発見しこれを全滅させることができました。

この附近は西沼を中心に一帯がチャシと云われ、各種の石器、土器類の出土が多く藤原時代の骨壺も発掘されています。沼の西岸には先住民族の竪穴址が群をなして遺っていて保土森の北辺には古い窯址も残っています。

立馬郊は史蹟として有名であるばかりでなく、四季の眺めそれぞれに美しく風光明媚な公園で、特に桜やつつじの名所です。

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■後三年の役あらまし■
平安の時代、出羽の清原氏、陸奥の安倍氏というこの地方を支配していた豪族がいました。
ところが「前九年の役(1051〜1062)」「後三年の役(1083〜1087)」という奥羽を舞台とする二つの歴史に残る大きな合戦がありました。後世に「後三年合戦絵詞」として、絵巻に残されたこの合戦は「雁行の乱れ」「片目のかじか」など、数々の伝説を伝え、いまでも語り継がれています。
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平安の風わたる公園A
平安の風わたる公園B